つらつらと。

気まぐれですが、つらつらと。

手術から10日。抜糸

乳房の方の傷口から糸がぴっぴっと出てたの、チョンチョンと買ってもらった。すっきり(^^)

 

今までで一番早い呼び出しと処置だった。

 

次は2週間後。いよいよ病理結果を聞きに行きます。

 

3日前に受診した乳頭からの汁は、昨日ようやくとまり、軟膏と塗るのをやめ、ガーゼも当てなくて大丈夫になった。膿まなくてよかった。

 

あとは、乾かせ乾かせ、治れ治れ、だ。

 

 

手術から1週間。傷口じゃないところから汁が出て受診。

傷口は全く問題なく、乾いていっているけど、昨夜シャワーをするときに、乳頭から出た汁で手拭いが汚れていた。

鏡でよくよく見てみると、手術後真っ黒色になっていた乳頭に色味が戻って来ている。

残った黒い箇所がかさぶたのようにも見えてきた。硬くもなってるみたいで、その下の隙間が真っ赤に見えていて、授乳の時に引っ張られすぎて痛かった時の様子を思い出した。

退院の時に、何かあったら電話してと言われていたし、さっそく朝掛けてみると、主治医に確認してくれて、先生も見たいから外来に来てくださいとのことで、行ってきた。

何ら心配することはなく、乾燥させておけばいいらしい。一応軟膏を出してもらった。

傷口のテープを剥がしてもらい、すーっきり!胸帯ももう外していいとのこと。

結局、乳頭と傷口を覆うような形で大きな絆創膏のようなものを貼ってもらった。

入浴も許可が出た。

次は3日後の外来で抜糸をしてもらう予定。

抜糸はてっきりないとのと思っていたけど、あったのね。テープ剥がしたら確かに黒い糸の結び目が見えた。

手術から4日(片腕だけ鳥肌)

変わらず元気。

 

ただ、夜になって気づいたことが一つ。

 

暑い外から帰ってきて冷房の効いた部屋に入った時のこと。右腕だけ寒さを感じ鳥肌が。

 

過敏になるってことがあるのかな?

 

来週の診察の時に聞いてみよう。

 

それから、シャワーの時、めくれかけていた脇の方の傷口のテープを取った。なるべくシャンプーリンスなどが流れないようには気をつけたけど、しみもしないし大丈夫そうかな。

 

胸帯の下に当ててる手拭いを上に多めにだして脇をカバー。快適です。カラッと乾燥させて、服の中で保護しておこう。

 

やはり夜は気が抜けません。娘が転がってきたり、腕や脚が飛んできたり。

 

ゆっくり眠れない(笑)

 

 

手術から3日(退院)

朝、左腕から採血。

胸部レントゲン撮影。

昼食の後、元気に退院。

4日ぶりの外の空気。

気持ちいいというより暑い。

汗ばむと傷口が痒くなったりしないかなぁ。先生は問題ないって言ってたけど。

ただいまと帰ると同居の義両親、普通に迎えてくれた。全然病人じゃないねと安心してくれた。

 

手術から2日(入院4日目)

排液の管が外れる。

朝、往診に来てくれたC先生。「今日の夕方、管を外しましょう」と。夕方は面会(保育園帰りの娘が夫と来てくれる)の予定があることを伝えると「では明日の朝にしましょうか」ということだったけど、その後に来たB先生曰く、5分で終わるし、抜いたら次の日退院しましょう、ってことだったから、面会中でも呼びに来てもらうことに。

ていうか、明日退院!?

読めてない漫画がたんまりあるんだけど??

もうちょっとだららんゆっくり休みたい気もするんだけど??

と思ったけど「お子さんいるしね」と言われるとそんな贅沢なことも言えず(^^;)

 

夕方、予定通りに管を抜いてもらった。脇の傷の上下の穴から管が入っていた。胸の方へは結構な長さの管が入っていて、抜くとき「おーーーーーー」と声が出るほど痛かった。

 

抜いた後はさっそくシャワー。傷口には防水テープが貼られているから濡れてもOK。入浴は駄目とのこと。

 

その後、保育園帰りに会いにきてくれた夫と娘に明日の退院を報告。喜んでくれた。

 

そんな1日だった。この日はたーっぷり漫画や本を読んだ。最後だぞ、と思うとね。

 

手術から1日(入院3日目)

 

安静の起き上がれない状態での長い長い夜がようやく明けた。

 

状態を起こす、水を飲む。

起床時刻を過ぎた検温時、看護師さんが、ベッドの頭を上げ、状態を起こしてくれた。約22時間横になっていた体が、一気に座った状態に起こされる。

そして「飲んでいいですよ」と、カップ一杯の水が机に置かれた。喉もカラカラだったので喜んで少し飲んでみた。美味しい。喉が少し痛むのは、手術中に酸素の管を通してたせいだろう。

 

顔面蒼白

 

異変はその後に起きた。

 

なんか血の気が引いてくる。座ってるだけなのに。まだ同室にいた看護師さんを呼んで貧血っぽいことを伝えるとすぐにベッドを倒し横にならせてくれた。そうするとマシになり、ほどなく元に戻った。

看護師さん曰く、顔面蒼白だったようで。「もう大丈夫だと思うので、あとは自分で操作して少しずつ30分くらいかけて起き上がってください、と。その通りに少しずつ上げていったら全然大丈夫でその後も顔面蒼白のような状態にはならなかった。

 

歩く、排尿の管を外してもらう。

歩く練習をして、歩けるようになったら、オシッコの管を外しましょう、と。難なく廊下まで出られたから、大丈夫ですね、ということですぐにベッドへ戻り、さっそく管を外してもらった。下にオムツのように当ててもらってたらしいT字帯は捨ててもらった。

その後すぐにトイレへ行った。すっきり!少し痛かったけど、お水をせっせと飲んで何度もトイレへ行くうちに気にならなくなった。

点滴を連れて行くのに慣れていないからぎこちないし、邪魔だし、、、。お昼ご飯を半分以上食べられたら、点滴を外すってことを知り、待ち遠しい昼食。お腹ペコペコ。手術前日の夜に食べたのが最後で、絶食だったからね。完食の自信あり。

 

昼食後、点滴が外れる

待ちに待ったお昼ご飯。美味しかった〜。24時間以上、点滴で栄養を摂っていたから、口から食べ物で栄養を摂る従来の方法に切り替わると、身が引き締まる思いだった。食の大切さは見直さなければならない。食べたものでしか身体はできていかないから。細胞だって、免疫力だって、臓器の調子だって、全ては食が基本。

食育に興味はあるけど、料理が好きでない私は頑張らなければなぁ。

 

残りの管は患部からの排液用

脇と乳房から中身を切除して、皮膚を戻したわけだから、中には何もない空洞ができ、そこに水が溜まるらしい。(合併症として記載されているけど、10人いたら10人に見られることだから合併症と呼ぶのもねぇと先生は言っていた。)その液を吸引するための管。管はボトルに繋がっていて、そこに溜まっていく。

毎朝量を計り、50ml以下になったら管が外せるとのこと。そして外せたら、翌日には退院できるとか。

 

 

管が2つ外れたおかげで身軽になって、ボトルを首にぶら下げるだけでいい。

 

手術当日(入院2日目)

8月某日 いよいよ手術の日。

 

A先生が病室に来てくれて「爽やかな顔してるな」と安心そうに去って行った。

 

弾性ストッキング(左右別)と手術衣(ノースリーブのワンピース型。両肩はボタン、両脇は四ヶ所を紐で留めるようになっていて前身頃と後ろ身頃を離せるようになっている。)のみを身につけ病室のベッドに横になり待機。

 

B先生とC先生がニコニコと顔を見にきてくれた。

 

朝8:30に病棟を出発。

 

ベッドごと手術室へ移動。A先生が待っててくれ、付き添いの夫は家族控え室へ。

 

一つドアを入ったところで担当の麻酔師さん、看護師さんたちが名前を言いよろしくお願いしますと次々と挨拶をしてくれるが目元しか見えないのと早すぎるのであまり認識もできず。パーティションが寄ってきてタオルケットでガードされ手術衣の前身頃が取り払わられ全裸の体にタオルケットが掛けられる。

 

いよいよ更に奥の奥くらいの部屋、手術室へ。ベッドが手術台の横へつけられ、自分でずりずりと横移動し手術台の上へ。心電図、血圧、点滴などの準備で、手術するのと反対の左側にいろいろ装着が始まる。

 

ボーッと上を見上げると、宇宙ステーションのような(行ったことないけど)見たこともない腕(?)の長さの白くてキレイで大きな照明が大中二つ、周りにはモニターや医療器具の乗ったワゴンのようなのや、遠くは見えない。研修医のC先生があっちのモニター見たりこっちのモニター見たりしていた。

 

「眠たくなるお薬を入れますよ」の声に天井を見つめること10秒あったかなかったか…

 

「◯◯さーん、終わりましたよー」の声に、あれ?寝ちゃってた?と慌てて起き上がろうとしたのか右腕を動かしそうになり「動かないでくださいねー、手術終わりましたよー。」と、本当に寝てるうちに終わるのね。「また夕方に手術結果の説明しに行きますね」とA先生。結局手術室ではB先生は見かけなかった(麻酔中のみ近くに居てくれてたんだろう)

 

さて、それからまたベッドで病室まで移動。顔を見て安心そうにしてくれた夫も一緒に。(手術時間は2時間弱と言われていて、8:30から手術です、という説明しか受けていなくて、こちらも確認していなくて、でも手術前に病室を出発したのが8:30だから、9時開始としても11時には終わるだろうとか、待っている時間がとても長かったらしい。そりゃそうだよね、病室に戻ったら12時を過ぎてた)

 

病室に着くまでは心拍のモニター音?ピッピッピッてやつ鳴らしながら、重篤?て様子で帰ってきた。ベッドの上で背中に板を挟んでレントゲン撮影(忘れ物がないかの確認かしら?)。足から採血。酸素マスクは3時間装着とのこと。点滴と尿の管ももちろんついている。

 

手術から戻ってすぐ、傷が痛むことに気付き看護師さんに訴えるも、手術後に痛み止めを入れてるとのことで、効くの待ち。苦痛レベルに痛かった。でも効いてきたら痛みはなくなりました。

 

夫と2人になり、ようやく聞けた、気になっていたこと。リンパ節への転移有無。幸い転移無し。センチネルリンパ節生検のみで、リンパ節郭清は行わずに済んだ。ホッとした。最後の最後、運任せだったこれ。最小限の手術で済んだ。最小限の範囲に食い止めた。

 

全身麻酔から醒めたら、うつらうつらした状態とか、ボーッとした状態とか、聞いていたけどいたって普通で、眠くもない。(さっきまで寝てたわけだし。)17時頃まで夫と話したり、ぼーっとしてみたりして過ごした。

 

夫のいる間にB先生、C先生が来てくれて、動きたそうな私を見て「安静も仕事と思って我慢して!(ニコ)明日になったら歩いてもらうからね」と。少ししてA先生も来て「24時間したら痛みがだいぶ楽になって、48時間したら帰りたくなるで」と言って去って行った。

 

仰向けに寝ているのはもう腰が痛くなってきたから左を下にして横を向かせてもらい、なんとか足腰の曲げ伸ばしはできるように。右腕も動かしていいとのことだったので、徐々に可動域を広げて顔や頭を掻けるように。

 

だけどそこまで。起き上がるのも水を飲むのも我慢。次の日の朝まで我慢。

 

就寝時に痛み止めをもう一度入れてもらった。(忘れられてたから自分で催促しました。)

 

夜中、ある程度寝たら目が覚めてしまい、暑いし、時計見えないし、喉からからだし、身体が縮こまって動きたいし、暇だし、辛かったー!長かったー!

 

そんな手術当日の記録でした。